『内向的な人が秘めている力 (TEDTalks)』を読み聞きして

内向的な人が秘めている力


けっこー前に読んだこの話。そのちょっと前に偶然似たようなことを思ってた。
影響力は高い方が良いって風潮ある気がするけど、影響力が低い方が良いこともありそうだな〜って。


僕はある集団に属してサブリーダー的な位置にいたように思う。
サブリーダーというよりはリーダーの補佐役と言った方が近いかもしれない。


リーダーは皆と話し、気を配り、積極的かつ行動力があり、やや大雑把で、
メンタル的に弱い部分もあるが、その集団を管理するマネージャーの信頼もある人だった。


僕とリーダーは馬が合い仲良くなった。
笑いのツボや趣味趣向、考え方、経歴と共通部分があった。
馬が合う人とは似た部分と同じくらい反対の部分がある、気がしているが
上記したリーダーの特徴を裏返すとだいたい自分の特徴になる。


まあまあ多くの人と話すが、余り気は配れず、消極的かつ行動力は低く、
細かく丁寧で、メンタル的に安定してる。


ある時、お互いの短所を言うことになりリーダーは僕に影響力が低いと。
僕はリーダーにメンタルが不安定。影響力が高い分、
メンタルが悪いときに悪い影響も与えていると。


影響力で思い出すのはある大手ショップの人に聞いた話。


売るのが得意な人とそれをまとめるのが得意な人がいて
売る人は個人の売上が上がるほど給料が上がるし、
まとめる人はフロアの売上が上がるほど給料が上がるシステム。
だけど、まとめる人の方が給料が高くなりやすい。
影響力が大きいから。


僕が、影響力は大きい方が良いと思っていたのは、
こういう話を聞いていたかもしれない。
だから自分もリーダーのように影響力のある人間に
なった方が良いかなと思ったりもした。


だけど、上記したリーダーの短所を見ると必ずしもそうでもない。
影響力が大きいというのは悪い影響も多く与えてしまうということだから。


僕はリーダーに言われたのもあって影響力を高めるために気を配ろうとしてみたり
積極的に行こうと少ししてみたが、集中力や正確性が損なわれた。


もちろん、影響力は一朝一夕で得られるようなものではないが
どこかで聞いたような考えが頭をよぎった。
得ることによって失うことってあるなと。
何より歳を重ねるに連れ、今まで生きてきた中で得られた良さを
越える良さを得るのはだんだん難しくなっていくだろう。
そもそも影響力が低いことが悪いことではないかもしれないし
消極的であることの良さもあるだろう。


だから
内向的 ←−−−→外交的
消極的 ←−−−→積極的
影響力低←−−−→影響力高
という感じで自分のパラメータを横で理解すればいいかな〜と思う。
上下にすると下の方がダメみたいに思えるし、
良い悪いで測れないことって意外と多いから。


つまるところ、より良くなるためにちょっと変わろうとしてみたけど
この件に関しては、あんまり気にしなくても良いかな〜って思った。


もしより良くなろうとする時には
1.本当に良くなるのか?
2.本当に必要なものなのか?
3.良くなることによって悪くなることはないのか?悪くなる以上に良くなるのか?
くらい考えてからでいいかな。


こっちの方が良いって言われたり思ったりしてることって
軽くコンプレックス持ってたり、なんとなく変えようとすることがあるけど
中には全く必要のないこともあるんだろうな〜。


基本的な自分の自然体は持ちつつパラメータをコントロール出来るようになるのが理想かもね。