恥ずかしい自分を認めて吐き出すこと

あるニートのお話

自分はこの人ほど落ちてないと思う。
が、中途半端には落ちてる。
落ちるという表現が正しいか分からないけど。
ただ、ついついそれを隠そうと取り繕おうとしてしまう。
もしかしたらばれてるのかもしれないけど、
多分ばれてない。うすうす感づいてる人もいるだろうけど
そこまで問題があるとは思っていないと思う。
そんな風に隠したりしてるから、性質が悪い。素直ではない。

なんとなくその友人に今の俺の現状を話してみたくなった。

電話が怖かった、震える声で友人に今の現状を話す。ネットで愚痴ってたこと変わらないことを言葉にして話すだけなのに、涙、鼻水をダラダラ流しながら話していた。

就職先を見つけたのに単位が足らなくて大学を中退してからずっとひきこもってること、今の現状が情けなくて情けなくて辛いこと・・・でも何をすればいいのか分からないこと。どれもネットで誰かしらに現状を打破するための答えをもらってた気がする。

この人はここが凄いと思う。何きっかけで話したくなったのか分からないけど
とても勇気のいることだと思う。その友人すら失うんじゃないかとか、もし他の誰かにも知られたらとか
考えちゃうだろう。自ら恥をさらすわけだし。自分には出来ない。


ここまで書いて気付いたけど、さっきの「この人ほど落ちてない」は撤回します。
同じもしくはそれ以下な気がしてきた。友人には知らせてないここで
愚痴のようなことを書いてるんじゃ、やってることは変わらないよな。


アダルトチルドレンの記事にも書いてあったけど、現状を見つめて認めていかないと先には進めないのかもしれない。
バガボンド31巻で又八のお母さん、お杉婆さんも言ってたけど

この世に強い人なんておらん
強くあろうとする人
おるのはそれだけじゃ

……

弱い者は己を弱いとは言わん
おぬしはもう弱い者じゃない

弱いって事実に背を向けて強がって生きることすら許されないなんて
人生つらいね。でも逆に考えれば、弱いことを認めてもいいってことで
それはそれで少し気が楽になるかな。


お杉婆さんが、又八の嘘に気付きながらも信じて、ずっと味方でいてくれてる姿を見て
めちゃめちゃ泣けたと同時に、俺も親に認められたかったんだなって思った。
ほぼ否定しかされてこなかったから、肯定されたかったんだなって。
俺のこと心配してくれてたり、思ってくれてたりってのは分かることも伝わることもあるんだけど
いかんせん言うこと成すこと否定的というか、方向がおかしいというか……。
うちの親も成長過程で何か問題があったのかもな。完璧な人間なんていないのは分かってるけど
当たり前のことほどつい忘れたりするから気をつけないとな。
もしかしたら親じゃなくてもいいのかもしれない。自分の絶対的に味方でいてくれる誰かなら。


ずっと何かから逃げてるような気がしてたけど
結局自分から逃げてたんだな。弱い自分とかだめな自分とか、特に恥ずかしい自分かな。
それを隠そう隠そうとしてる部分はあると思う。
自分もちょっと話したくなったけど、それを誰かに言うのは、やっぱ恥ずかしいよなぁ。恐いよなぁ。乗り越えないとな。
そろそろ逃げ続けるのも潮時かなーっていうかそうしたいな。


こんなことを考える機会をくれたリンク先の誰かさん、ありがとう。